【落とし穴2】手続きはそれほどかんたんではない
マイナポイント第2弾の手続きは、すべてスマホから行うことも可能です。
しかし、その手続きは「かんたん」とは言えません。
スマホ操作に慣れている筆者でも、家族5人分の手続きを完了するのに30分以上かかりました。
とくに面倒だと感じた作業は、マイナンバーカードの読み取りです。
スマホからマイナンバーカードを読み取るのには、ちょっとしたコツが必要です。
コツさえ使えばスムーズなのですが、慣れないうちは何度もエラーになります。
スムーズに読み取れる位置は、機種によって異なるため何とも言えません。
ちなみにiPhoneユーザーの筆者は、マイナンバーカードの顔写真が半分隠れるくらいに横幅を合わせ、縦はカードの半分くらいまでスマホを近づけるとうまくいきました。
また、読み取りの時間は思っている以上にかかるため、読み取りが完了するまで、スマホとカードを動かさず待つこともポイントです。
【落とし穴3】キャッシュレスを使わない高齢者は工夫が必要
マイナポイントの手続きは、本人以外の家族が代理で行うことも可能です。
念のため、マイナンバー総合フリーダイヤルへ問い合わせたところ、
「本人立ち合いのもと、代理人が手続きをすることは認められています」
との回答をもらいました。
筆者も、スマホ操作に慣れていない母親に代わって、マイナポイントの申し込みを行い、無事手続きが完了しました。
ただ、ここでひとつ落とし穴が。
たとえキャッシュレス決済を利用していない高齢者であっても、自分名義のキャッシュレス決済と紐づけする必要があるのです。
キャッシュレスを使ったことがない人に、スマホのQRコード決済を選択しても、使いこなせない可能性があります。
そこでおすすめしたいのが、カードで使えるチャージ式のキャッシュレス決済です。
有名なところで言うと、「nanaco」「WAON」「MAJICA」などがあります。
nanacoはセブンイレブンやイトーヨーカドーの買い物で利用できるうえに、カードを提示すれば決済が完了するため、キャッシュレスに慣れていない方でも使いやすいです。
落とし穴はあるがお得なのは確実
家族5人分+母親のマイナポイントの申し込みを行ってみて、手続きのハードルは「低いとは言えない」と感じました。
しかし、1人最大2万円分のポイントが付与されるのは、値上げが続く2022年において、経済的なメリットは大きいです。
マイナポイント第2弾の手続き方法については、こちらの記事で分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしながら申し込み手続きをすすめてみてください。
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(執筆者:三木 千奈)
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