【自動車保険】等級を自家用車から営業車に載せ替える方法 配送の副業を始める人も必見

 
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副業が広がる昨今、車を使った個人配送の仕事が増えている

シェアリングエコノミーなど新しい働き方が増えてきており、また企業側も副業を解禁するなど変化が表れている現状です。

ウーバーイーツのように自転車やバイクでフードデリバリーを行ったり、軽貨物車で配送するアマゾンフレックス、PickGoやハコベル、DIAqようなサービスで簡単に荷主とドライバーを結びつけられるようになってきました。

≪画像元:ハコベル

実際に自分の車で土日だけ配送の仕事をしていると言う方もおり、新たな働き方はますます増えていくものと思われます。

軽貨物車の営業ナンバーは手続き書類をそろえると、1日で取得も可能ですので難易度はそれほど高くありません。

営業ナンバーを取得したら開業したと言ってもいいのですが、先に書いた配送マッチングアプリサービスへの登録はまた別であり、書類が揃うと数日~一週間ほどで審査が終わるのではないかと思います。

それでは現実的に空いた時間で配送の仕事をしてみよう、と考えた時に車両(営業用軽貨物車)の他に必要となってくるのが自動車保険です。

特に自動車保険の任意保険は、ゼロスタートの新規契約では高いと感じることも多いのではないでしょうか。

覚えておいてほしいのは、既にマイカーのある方なら、

マイカーの保険等級を載せ換えたほうがお得

だということです。

ゼロスタートの新規契約となるケース

どうしてもゼロスタートの新規契約となる人もいますので先に整理したいと思います。

・初めて軽自動車を買う場合(そもそも載せ換える等級がない)

・営業用ナンバーを取得済みの場合

自家用車と営業車は、簡単に言うと互換性がありません。

このため、マイカー(自家用乗用車)と営業用軽貨物車では、車両入替という手続きはできません。

営業用ナンバーを取得する前にある手順を踏むと、等級の引継ぎが出来る可能性がありますので、次はその手順を整理したいと思います。

マイカー(乗用車)から営業用軽貨物車に等級を載せ換える手順

1. マイカー(乗用車)と新たに購入した自家用軽貨物車と車両入替(車両入替)
2. 個人用自動車保険から一般用自動車保険に切り替え(中途更改)
3. 自家用軽貨物車から営業用軽貨物車へ変更(用途変更)

1. 仕事に使う軽貨物車を準備する

軽貨物車での配送では、軽貨物車(4ナンバー)を持っていない方は新たに購入する必要があります。

自家用軽貨物車は、マイカー(自家用乗用車)と、まずは問題なく車両入替ができます。

その後に継続してマイカーも使う場合は複数所有新規(元の保険が11等級以上で適用)で7S等級でのスタートも可能です。

この場合、増車といいまして車が増えた場合はどの車両にどの等級を使うかは選べるのですが、保険料の高い車種に高い等級を使うのがセオリーです。

営業用軽貨物車への変更を見越して軽貨物車に高い等級を使います。

2. 保険はまず、個人用から一般用に契約をし直す

車両入替が終われば次は保険の種類のチェックです。

多くの人がこの場合個人用の自動車保険だったり、ネット型自動車保険かもしれません。

個人用の自動車保険は営業車の取扱がありませんので、この状態で営業ナンバーを取得するとゼロスタートになってしまいます。

そこで、

・ 自家用軽貨物車の状態で一旦解約して個人用の自動車保険から一般用の自動車保険へ切り替える

という手順を踏みます。

同日付で解約と契約を行えば補償の切れ目もありませんし、等級の引継ぎもできます

これはネット型自動車保険に加入してる場合にもあてはまります。

ネット型自動車保険を解約して、同じ日付で大手損保社等の一般用自動車保険に加入すればOKです。

※既に一般用自動車保険に加入だった場合はこの手続きは不要です。

3. ここではじめて、営業ナンバーを取得

次に、ここで営業ナンバーを取得します。

すると、用途変更という手続きで自家用軽貨物車から営業用軽貨物車へ変更が可能です。(同一車両のみ用途変更できます。)

これでマイカー(乗用車)から営業用軽貨物車へ等級の引継ぎが完了しました。

自動車保険、少しでも安く払うコツを伝授

営業車の自動車保険は基本的に高いです。

年払よりも月払を選ぶ人も多いかもしれません。

月払の場合に少しでも安くなるように考えてみたいと思います。

口座払よりカード払い

カード払のほうが2%ほど安くなっています。

ノンフリート多数割引

2台ひとまとめで3%引き、かつ分割割増が無いので合計5%安いです。

Web証券割引

紙の証券ではなくWebでPDF印刷などをすると会社によっては数百円安くなります。

Web証券には別のメリットもあります。

保険証券は保険を申し込んでから到着まで少し日数がかかります。

その一方で、Web証券は証券番号や申込内容が分かれば直ぐにPDFで印刷できるので、配車アプリへの登録を急いでいる方は登録のための必要書類の入手が早まる効果があります。