現在バイクに乗られている方は、バイク保険にきちんと加入されていますか。
バイク保険はとても必要性の高い保険です。
バイク保険に加入していないと、事故を起こした場合に、巨額の損害賠償を負って生活が破綻してしまう可能性もあります。
「自賠責保険に入っていれば大丈夫だろう」
「バイク保険には入った方がいいのかな」
このように考えている方のために、今回は、バイク保険の必要性と仕組みについて簡単に解説していきます。
目次
バイク保険とは、バイクでの事故に備える保険
バイク保険とは、バイクに乗っている最中に事故に遭った場合、相手に対して負った損害賠償や自分が負ったケガや後遺障害、自分のバイクの修理費用などを補償してくれる保険です。
バイク保険は任意保険ですので、加入が強制である自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)とは違って、加入するかどうかは自由です。
基本的には自動車保険と同じような保険だと考えると分かりやすいです。
バイク乗りにバイク保険が必須である理由
バイクに乗る人にとってバイク保険が必須である理由は、強制加入の自賠責保険だけでは補償が不十分だからです。
自賠責保険の補償範囲は、事故相手の死亡や後遺障害、ケガなどに限られており、保険金額も最高で4,000万円まで
です。
バイクで事故を起こした場合、数千万円~数億円の損害賠償を負う可能性があるだけでなく、相手の物を壊した場合の補償もありません。
また、バイクは転倒しやすいだけでなく、自分を守るものはヘルメットとプロテクターのみですので、自動車と比較しても事故によってケガや後遺障害を負いやすい乗り物です。
しかし自賠責保険には、自分が負ったケガや後遺障害は補償されません。
バイク保険に加入していれば、
相手の身体や物に対する補償額が無制限にできるだけでなく、自分のケガや後遺障害にも備えられる
ため安心です。
それにもかかわらず、バイク保険に加入している人は、全体の4割ほどです。
自動車保険に加入している人が、全体の約8割以上であることを考えると、非常に低い加入率です。
※出典:損害保険料率算出機構 自動車保険の概況(2018年版より)
バイク保険の補償内容は自動車保険とほぼ同じ
バイク保険の補償内容は、自動車保険とほとんど変わりません。
対人・対物賠償保険や搭乗者傷害保険、人身傷害保険など付帯できる保険や設定できる保険金額は自動車保険と共通です。
バイク保険の車両保険は補償範囲を要確認
一方で、バイク保険の車両保険は、自損事故や盗難による損害が補償されない場合も多いため、付帯する際は補償範囲をよく確認してみてください。
バイク事故の場合は搭乗している本人が死傷しやすいため、人身傷害保険や搭乗者傷害保険などの必要性は高いといえます。
バイク保険の保険料の決まり方
バイク保険の保険料も自動車保険と同じく、以下の要素によって決まります。
・ 搭乗する人のノンフリート等級
・ 運転する人の年齢や範囲(本人・配偶者など)
・ 免許の色
・ 年間の走行距離
・ 排気量
ちなみに、マイカーを所有しているかつ乗っているバイクが125CC以下の場合には、マイカーが加入している自動車保険にファミリーバイク特約を付加することで事故に備えられます。
自賠責保険だけでは備えられない
現在バイクに乗っている方で、自賠責保険にしか加入していないという方は、バイク保険に加入しましょう。
自賠責保険の補償だけでは不十分ですので、事故を起こした場合に一生かけても支払えないような損害賠償を負ったり、ケガを負ったりしたときに十分な治療費が確保できない可能性があります。
バイク保険に加入することで、より安心して運転を楽しむことができるでしょう。