最低限チェックしておきたいポイント
ここでは、内見できない場合に最低限チェックしておきたいポイントについて紹介します。
物件の外観や周辺環境だけでも実際に見ておくのがおすすめで、チェックしておきたいのは下記のような項目です。
・建物外観の状態
・ポストや自転車置き場などの共有スペースの状態
・周辺の施設(たとえば、スーパーや役所など)
・バス停や駅からの距離
・騒音(リモートなど自宅にいることが多い人は、滞在時間の騒音)
・夜道の状況(明るさや人通り)
・契約を考えている同じ物件で、似た間取りの部屋を内見できるか確認する
・設備の修繕や内装クリーニングがされていることを確認する
リスクの高い「内見なしの契約」ですが、最近は不動産屋さんのホームページで内観の写真や動画などの掲載が増えたこともあり、内見せずに契約する人も増加傾向にあるようです。
内見せずに契約することを考えている人は、ムダな出費を防ぐためにも、ツールの活用と最低限のチェックを忘れずにおこなってください。
家賃をクレカ払いでお得につなげる
家賃をクレジットカードで支払うことで、ポイントやマイルがたまるケースもあります。
クレカ払いを導入している物件であれば、新規契約の人はもちろん、管理会社や大家さんに相談することで支払い方法を変更できることがあります。
契約時のポイントとしても確認してみてください。
注意点
家賃はポイント対象外となることもあるので注意が必要です。
クレジット払いの場合、初回の支払いが銀行の引き落としよりも遅い日にちとなりますが、支払う回数が変わるわけではないので注意してください。
更新料や更新手数料が無料の賃貸物件を探す
2年に1度、賃貸契約の更新をする物件も多く、そのときに「更新料」や「更新手数料」を支払うケースもあるようです。
地域によっては「更新料」や「更新手数料」を支払うのが珍しいケースもありますし、現在では、「更新料」や「更新手数料」が不要な物件も増えているので、ぜひ探してみてください。
更新料とは?
賃貸契約の期間が終了するごとに、月額家賃の1~2か月分を支払うことが多く、物件の修繕などに活用されます。
更新手数料とは?
更新をするための契約書を作る費用として使われる更新手数料は、月額家賃の半分ほどの金額を支払うことが多いようです。
注意点
住みはじめてから「更新料」や「更新手数料」の値下げや拒否は難しいため、こちらは入居時によく確認し、納得のうえで契約するようにしてください。
インターネット付の物件
いまや必須とも言えるインターネットですが、築年数の古い物件を中心にインターネット環境が設置されていないことも少なくありません。
自宅にインターネット環境、とくにWi-Fiがあれば、帰宅後はすぐにWi-Fiにつなぐことでスマホやタブレットなどのデータ通信料を節約できることも多いです。
契約時にはインターネット環境が設置されていなかったような物件でも、その後、あたらしい住人を獲得するために建物自体を「インターネット対応」にするというケースもあります。
契約から年数が経っている人は、大家さんや管理会社に「インターネット対応」となっていないか確認してみましょう。
重要:インターネット対応と完備は違う
物件によって、「インターネット対応」や「インターネット完備」といった違いがあるので注意してください。
「対応」の場合は、「ネットを使える環境はあるが、実際に使うために工事や契約が必要になる」というイメージです。
ただ、工事は不要で、プロバイダ契約のみといった物件もあるなど物件によって違いがあります。
「完備」の場合は、工事や契約をしなくても入居してすぐにインターネット環境が利用できる物件です。
注意点
「インターネット無料」と記載のない場合、家賃のほかにインターネット使用料が別途必要となるケースも多いので、契約のときによく確認してください。
インターネット回線の速度やWi-Fiの有無なども事前に確認しておくことも大切です。
たとえインターネット環境があっても、Wi-Fiについては無線ルーターなどを自分で用意する必要があるケースもあります。
家具・家電付や食事付物件など
最近、単身者を対象に増えているのが「家具・家電付」や「食事付」の物件です。
短期で引っ越す場合や扱いが丁寧でインテリアにこだわりのない人であれば、家具付物件のほうが引っ越し代や家具・家電製品の費用が抑えられる場合もあります。
また、学生寮のように食堂付きの物件や近くにある飲食店と提携し、入居者のみが安く食事できるような物件もあるようです。
自分で調理するのが苦手な人や食材を腐らせてしまう人には、こういった物件のほうがお得なケースもあるので検討してみてください。
契約時の値段交渉も忘れずに
物件のなかには、値段交渉をすれば敷金や家賃が安くなるものもあります。
大家さん次第ではありますが、ダメ元で交渉してみるのがおすすめです。
あまり強引に交渉して心情が悪くなってもいけませんので、お願い程度にとどめておきましょう。
引っ越し費用や家賃は金額が大きいです。
事前準備や支払い方法を考えて、節約につなげてみてください。(執筆者:山内 良子)
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