「医療保険」は病気やケガによる治療費用などに備える民間の保険です。
日本は世界的に見ても、国民健康保険や社会保険など「公的保障」が充実していると言われてきました。
しかし、現在は福祉先進国といわれる北欧のスウェーデンやドイツ、フランスに対し、高齢化率世界一の日本としては、かなり低い水準となっていて、公的医療保険が未整備であるアメリカと同水準となっています。(参考元:厚生労働省「社会保障制度等の国際比較について」(pdf))
今後、社会保障が充実していけばよいのですが、少子高齢化や政権によっては社会保障が「改悪」されていく可能性もゼロではないと言えます。
あなたや大切な家族の身は「あなた自身」で守っていくことが賢明ではないでしょうか。
終身雇用、年功序列社会から自助努力、自己責任という社会に日本は既にシフトしつつあります。
そのような中で、病気やけがに対する医療保険を現時点で最高水準の商品で安心を手に入れられたらどうでしょうか。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、2019年の7月1日、現時点で最高水準を誇る医療保険「はなさく医療」が、はなさく生命から発売されました。
≪画像元:はなさく生命≫
目次
はなさく生命とは
日本の生命保険会社大手である日本生命のグループ会社です。
代理店向けの商品を中心として設立された新しい生命保険会社です。
ですから、はなさく医療は日本生命の保険外交員は取り扱うことができません。
また、日本の生命保険会社の代理店向けサブブランド会社としてこれまでにも以下のような会社が設立され、親会社とは異なる志向の商品が販売されてきました。
メディケア生命:2009年10月設立(住友生命グループ)
ネオファースト生命:2014年8月損保ジャパンDIY生命を子会社化・11月に社名変更(第一生命グループ)
失敗しない医療保険を選ぶポイント
さて、はなさく医療の内容や保険料をお知らせさせていただく前に、まずは医療保険を選ぶうえで大切なポイントを以下に挙げさせていただきます。
医療保険を選ぶ商品内容の重要ポイント
・ 保険料:掛け捨て型の場合は「いかに安いか」が大切です。
・ 型:1入院30日型、60日型、120日型、180日型~1,095日型まで幅広くあります。
・ 日数延長:三大疾病はプラス60日、三大疾病や七大疾病は無制限などがあります。
・ 保険料払込免除:三大疾病が主流でしたが、要件がさらに緩和しているものがあります。
・ 払込期間:終身払いか短期払い(10年や60歳までなど)か。
・ 保険期間:10年などの更新か終身か。
・ あなたの環境:独身、既婚、公務員、会社員(中小か大手か)、個人事業主、経営者
・ 保険料と内容のバランス:いくら内容が良くても、掛け捨ての保険に多額の保険料をかけていくのは考えもの。
一般的には60日型の医療保険に加入されている方が非常に多いようです。
また、ライフスタイルにより、既に受けることのできる公的保障は大きく異なるので、あなたにとっての最適な医療保険を選択することが重要です。
はなさく医療の内容
では、いよいよ、はなさく医療の内容を解説していきます。
まず、前提としてはなさく医療は内容のほぼ全てにおいて業界最高水準となっており、さらに特記すべきは以下の通りです。
・ 保険料免除が秀逸 上皮内新生物でも免除
・ 日数延長も八大疾病が無制限 しかも範囲も広い
・ がん特約も秀逸 がん保険代わりにもなる
また、現時点で、はなさく医療の法人契約はできませんので、ご注意ください。
はなさく医療と他社医療保険の内容比較
生命保険の雑誌のランキング上位などでよく出てくる3社と、はなさく医療の内容を比較していきましょう。
はなさく医療は他社のいいとこどり、またはそれ以上のパフォーマンスを持つ最高峰の医療保険であることが分かります。
ただ、全て優れているかというとそうでもなくて、他社に比べ劣っているところもあり、以下の通りです
先進医療の一時金がない(先進医療の技術料のみ給付)
ただ、これについてはそもそも必要性が問われるところです。
先進医療を受けた時に全額自己負担になるのはあくまで「技術料」です。
入院費等は通常保険診療と同じく3割負担になります。
しかしながら交通費や宿泊費まで給付してもらえるA社は良い内容だと言えるでしょう。
あとは、しいて言うならば保険料免除の心疾患、脳血管疾患の入院要件が「20日」というところがA社でしたら「入院」が要件ですので劣っています。
しかし、逆にA社の場合は「入院」のみが要件ですので、通院で心疾患や脳血管疾患の手術をした場合には該当しないケースも想定できますので、一長一短というところでしょうか。
A社も上皮内新生物で保険料免除にはならないものの、総合的にはトップクラスの内容と言えるでしょう。
O社、H社ははなさく医療やA社に比べ、ところどころに弱みが存在します。
保険料の比較
さて、内容と同じく掛け捨ての医療保険を選ぶ際に大切な保険料を先ほどの3社で比較してみましょう。
いくら保障内容が良くても保険料が高過ぎては選択肢から外れてしまいます。
公平を期すために条件を極限まで統一して比較をしてみました。
条件は筆者おすすめ設定の以下の通りです。
・ 入院日額5,000円
・ 1入院120日額
・ 保険料払込免除あり(三大疾病以上)
・ 入院一時金10倍(5万円)
・ 入院日数延長(七大疾病以上)
・ 入院中手術給付金MAXプラン(20倍以上)
・ 終身払い
保険料「だけ」にフォーカスしますと男性はO社、女性はH社が最安となり保険会社ごとの強みが分かります。
しかしO社とH社は先ほどの「内容」のところではA社やはなさく医療に劣っているところがいくつかありました。
保障内容が劣っている分、安いとも考えることができます。
内容がO社やH社に比べて優れていて保障内容が近い、A社とはなさくに絞って比較をしてみた場合には以下の通りです。
以上のように40歳までは、はなさく医療が安いです。
40歳以上ではA社の方が安いことが分かります。
ただ、はなさく医療にはA社にはない、上皮内新生物での免除があります。
そこをどう考えるかもポイントの一つになってくるのではないでしょうか。
この4社に限って申し上げると、安さで選ぶならO社かH社、内容で選ぶならA社かはなさく医療といった風に考えると分かりやすいでしょう。
あなたが何を必要とするかによって変わります
以上、はなさく生命の「はなさく医療」について解説して参りました。
内容については業界最高水準であることがお分かりになられたことでしょう。
また、がん診断の特約や介護、就業不能などあなたが何を必要とするかによって選定する保険会社や保険の組み方は異なってくるでしょう。
場合によっては特約でまとめてしまうことによるデメリットも存在します。
ポイントは「必要な保障」を「必要な金額」、「必要な期間だけ」備えることだと考えます。
さらに掛け捨て商品は「保険料の安さと内容」、貯蓄性商品は「保険としての機能、運用率の高さと安定性、元本の保証の有無や運用方法、分散性、税金」などが重要だと考えます。
商品を選定する基準は、あなたの環境やお考え次第です。
一概に「これが最適です」と断言するのは難しいですが、参考の一つとなれば幸いです。