「弁護士費用保険」「機種変も影響なしのモバイル保険」などいざという時に役立つ「珍しい損害保険」

 
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世の中にはさまざまな保険があります。

筆者もこれまでいろいろなライフステージにおいて保険の加入を検討したり、実際に加入もしてきました。

実は、普通の保険とは違った意外なものにかける保険があるということをご存じでしょうか。

この記事では、いざという時に役立ちそうな、ちょっと珍しい保険を集めてみました。

目次

「モノ」にもかけられる保険「損害保険」

多くの人が「保険」と聞いて思い浮かぶのは「生命保険」や「医療保険」などではないでしょうか。

これらは人を対象にした保険の一部ですが、それ以外にも「損害保険」というジャンルの保険があります。

簡単にいえば、「モノ」にもかけられる「対物(たいぶつ)賠償」も可能な保険ということです。

例を挙げると「自動車保険」、「火災保険」などがあり、相手にケガを負わせてしまった場合の補償「個人賠償責任補償」に加えて、自動車や家の破損にも保険をかけることができます

遠い昔、筆者が学生の頃には、テニスを本格的にやっており「テニス保険」に入っていました。

自分がプレー中にケガをしてしまったり、他人にボールをぶつけるなどでケガを負わせてしまった場合の補償やテニスラケットの破損を補償してくれるものでした。

このように、スポーツ活動にかける保険「スポーツ保険」もちょっと珍しい部類に入る保険でしょう。

保険でカバーできる内容は、対人のみ、または対物までなど保険ごとに特約のような形でカスタマイズできます。

「個人賠償責任補償」を最も重要な保険内容として盛り込み、「対物賠償」は補足的な要素で組み込まれる場合が多いようです。

直近では、2020年4月1日より、東京都で導入された「自転車保険の加入義務化」というものがあります。

他の都道府県でもすでに義務化されているところもあります。

このように、意外と身近なところに「損害保険」があることがわかります。

もしもの時に役立つかもしれない保険

そうした保険の仕組みをふまえて、筆者が最近調べた中で「役に立つかも」と思った保険を紹介します。

ドローン保険

近年では、ドローンを趣味で所持する方がいたり、撮影のために導入する企業が増えたりと、ドローンがさまざまな用途で活躍しています。

万が一、落下などで器物・公共物を破損した場合や第3者との衝突のリスク、さらには誤って空撮した映像・画像にプライバシーを含むものが映り込んでしまいプライバシーの侵害で訴えられた場合などのための補償してくれます。

今までにない「人権」への補償をしてくれるところが非常に新鮮です。

個人向けと法人向けで補償内容が異なるようです。

弁護士費用保険

日常生活を送っていると、さまざまなトラブルに見舞われる可能性があります。

ご近所トラブルや痴漢冤罪、離婚・相続問題などなど挙げるとキリがありません。

そういった問題の解決を弁護士に依頼するとなると、高額な費用がかかります。

この保険は、主に弁護士への相談・依頼費用を補償してくれる保険です。

補償内容は商品によってさまざまですが、実際にトラブルに巻き込まれた際にすぐに弁護士に電話できる直通ダイヤルサービスを展開しているものもあり、いざというときにとても心強いサポートをしてくれます。

月額数百円で加入できるものも多く、その手頃な価格から近年申込が増えているそうです。

スマホ保険またはモバイル保険

スマホはもはやPCに勝るとも劣らない高額なデバイスです。

筆者もスマホで仕事をすることもあり、もはや生活になくてはならないレベルです。

そうしたスマホが故障・破損した場合の代金を補償してくれる保険です。

実はこの保険、スマホを買い替える、または新規で買った場合の補償として任意で付与してくれる場合も多く、各大手キャリアやAppleなどが月額数百円から数千円で提供しています。

また、民間の保険会社で扱っている商品で「モバイル保険」というものがあります

こちらはスマホ保険に比べると月額がやや安く、複数台の端末をまとめて保険にかけられるというメリットがあります。

人単位で保険をかけるため、どこのキャリアであっても、また、機種変によりスマホが変わっても保険が続きます

スマホ保険もモバイル保険も、近年人気が高まっている保険の1つです。

番外編:お遍路さんの保険

遍路(おへんろ)とは、弘法大師「空海」の御跡である四国八十八ヶ所霊場を巡礼することをいいます。

有名な歩き遍路以外にも、車遍路、タクシー遍路など、現代ではさまざまな方法での巡礼がされているようですが、長旅には予想外のケガや交通事故の可能性もあります。

そうした遍路をするお遍路さんのために作られた保険があります。

また、旅費など所持品の破損・盗難への補償もつけることができるそうです。

筆者の親戚にもお遍路をやった者がおります。

お遍路をする方はご年配であることも多いので、家で待つ家族の立場からしても頼もしい保険と言えるかもしれません。

もしかしたら保険が存在するかも

ここで紹介した保険以外にも、さまざまなものにかけられる保険が実にたくさん存在します。

ご自身やご家庭で「これに補償を付けられたら」と、ちょっとした不安を感じているものがある場合に調べてみると、保険をかけられる可能性があるのです。

月額数百円単位で、かつネットで簡単に加入できる保険が増えています

ぜひ一度、調べてみてください。